
放課後の図書室のようす
桐蔭学園中等教育学校の教育コンテンツを紹介する連載シリーズ「まなびの現場」が始まります。第1回は中等教育学校の1年生から4年生が生活するF棟の図書室を紹介します。
5万冊を誇る豊かな蔵書
桐蔭学園には大学図書館をはじめ、合計7つの図書館・図書室があります。F棟図書室には、幅広いジャンルの本が所蔵されていて、その数は約50,000冊。雑誌や新書、小説から学術的な専門書まで、豊かな蔵書群が生徒の知的活動を支えています。
「学習塾が勧める中高一貫校ランキング2025 図書館が充実している中高一貫校」でも第7位にランクインしています。
前期課程(1年生〜3年生)と4年生が生活する校舎のため、中学生向けの入門書(講談社ブルーバックスやちくまプリマ―新書など)や新書類が充実しているところがポイントです。
また、本や図書室そのものに親しみを持ってもらえるように、視覚的な工夫や興味を引くコーナーが設けられています。例えば毎年恒例の「先生がオススメする本」では、「○○先生がすすめる本だから借りてみます」という生徒がたくさんいます。

スポーツのコーナーは男子生徒に人気
探究(未来への扉)授業との連携
桐蔭学園中等教育学校の学びの3本柱の1つである探究(未来への扉)では、図書室が重要な役割を果たします。
1年生がまず最初に学ぶのが「図書室の使い方」。書架の分類や本の検索方法などを理解し、探究に必要な情報検索スキルを身につけます。
そして、生徒たちは授業を通じて「必要な情報を取捨選択する力」や「適切な情報の扱い方」を身につけていきます。
1年生が取り組むのは「気になること探究」。授業や放課後に、自分が興味を持つテーマに沿って深く掘り下げていきます。授業中に教室から図書室に「遠征」してくる生徒もいるほどです。
また、3年生が取り組む「グローバル探究(模擬国連)」では、生徒たちは世界各国の「大使」となってグローバルな課題に立ち向かいます。
F棟図書室では、世界各国の資料が地域ごとに分類されています。担当国の基礎データや文化など、「大使」として必要な知識を積み上げていきます。

世界の地域ごとに分かれたグローバル探究の参考書籍
英語の「多読」を支える洋書
F棟図書室には、5,000冊を超える多読本(洋書シリーズ)が揃っています。本校では、3年生から6年生の4年間、英語の授業内で「多読」を行っています。
「多読」とは、日本多読学会の設定するYL(読みやすさレベル)に沿って徐々にレベルを上げながら英語の本に親しんでいく学習です。
YL0.3だと1冊につき約100語、YL1.2だと1冊につき約1500語と、レベルが上がるにつれて語数が増え、内容が高度になっていきます。
F棟図書室では、特にYL1.6までの蔵書が充実していて、3年生と4年生が楽しんで読むことができる洋書が数多く並んでいます。

YL(読みやすさレベル)ごとに分類された洋書群
学びの場であり、居心地の良い空間であり
放課後の図書室を覗いてみると、雑誌コーナーで趣味の世界に没頭する生徒もいれば、個別の学習机で熱心に宿題に取り組む生徒もいました。
授業で図書室を利用する機会が多いことから、生徒たちは以前よりも気軽に図書室を訪れるようになりました。図書室がまなびの場として機能するだけでなく、だれもがリラックスできる空間にもなっています。
それぞれがそれぞれの目的で時間を過ごす図書室には、やわらかな、そしてゆったりとした時間が流れていました。

リラックスできる雑誌コーナー
F棟図書室の様子をフォトギャラリーでご覧ください。

放課後に多読を楽しむ生徒たち

新書のコーナーはとても充実しています

毎年恒例「先生がオススメする本」のコーナー

YL0.9は1冊につき約1000語前後

1人用の学習机で宿題に取り組む生徒

1人用の学習机はテスト前は大人気です
mail koho@toin.ac.jp
TEL 045-971-1411(代表)